■家を建てることは、一生に一度の大きな事業です。そこに住まう人が、今、そして10年後、20年後・・・・住まうために、納得のいく家づくりのお手伝いをさせていただきたいと思います。
まずはじめに、アトリエ クーブーの仕事を見ていただきながら、御理解していただく事から始まります。
当アトリエに来ていただいて、実際の建物(仙川の家)を見学していただきながら、今までの仕事の写真を見ていただきます。
住まい手と私達が、お互い知り合い、住まい手のイメージに合う仕事を託せるのか。今後、良い仕事を進められるのかを検討していただく場です。
■敷地図、または増改築の場合は図面をお持ちいただいて、御希望や、お悩みになっていることを、土地・建物の条件を基に、いろいろなお話をお聞かせいただきます。
■ここから、アトリエ クーブーとの共同作業の始まりです。
住まい手の夢や生活スタイル等、住まいに関係あるなしに関わらず十分なお話を聞かせて頂き、基本計画(ラフプラン)を、お作りいたします。
■お客様と、アトリエ クーブーとの間で、設計・監理業務委託契約を結びます。
アトリエ クーブーは、お客様の代理者となって、サポートしていきます。
■基本設計をもとに、詳細な図面を作成します。想い描いた家に近づけるためにも、適正な工事金額を出していくためにも、欠かすことの出来ない作業です。構造設計事務所も交え(平屋建てにおいても)、強度の高い(性能表示耐震等級3。基準法の1.5倍)構造設計を致します。
■実施設計が終了したら、見積もりに入ります。
アトリエ クーブーが取りまとめる【KUBU方式(参加型直営方式)】による見積もりと、お客様から工務店(1~2社)に見積依頼をお願いしております。見積もりを数社そろえて頂くことによって、見積もりの透明性と、適正単価の追求、そしてフェアーであることを確保するために行っております。
見積もり提出後に、お客様を交えて施工者選定を行います。
■シンボル・ツリーを探しに飯野園へ。
「良い木の見分け方は何ですか?」
「じっくり見ていると、木の方から呼んでくれますよ。」
■この時点での工事金額は、予算を超えているということが多々あります。
それは、設計を進めていく過程において、夢が膨らみ、希望が増えていくためです。
しかし、基本設計の段階で、初めから予算に合わないから止めようというのではなく、まずは希望に沿った内容で図面をまとめ、見積もりを取り、その上で予算内に納めるため設計の見直しを含め調整を行います。
再度見積もりを取り、最終工事金額が決定します。
■工事着工前に近隣挨拶と、地鎮祭を行います。
地鎮祭は大地の神霊に対して、工事の無事を祈願いたします。
■遣方(ヤリカタ)
基礎工事をおこなうために、建物の位置と高さを正確に出すための作業です。
■シンボルの木として、姫シャラの木を1本植えました。
この木は1階の坪庭(寝室と浴室から)では幹を愛で、2階の月見台(居間と多目的室から)で姿を愛でるという配置にしました。
■今日は、下小屋へ行って、木材(構造材)の乾燥度の検査と、刻みの見学です。
最近、ほとんどがプレカット工場で行われる工程ですが、手刻みにて行っています。
材料の産地を材木屋さんを交えて打合せをし、材料の一本一本を見極め、適材・適所に。
各工程の仕事を見ていただくことは、住まい手と造り手の関係を築いていく上での一歩です。
■いよいよ、建て方が始まります。土台敷きをして、まずは、お清めから。
■敷地の状況により、クレーンを使っての荷上げが出来ず、人力による作業となりました。
■本日は、お客様に上棟式を執り行って頂きました。
■上棟式は、地上の神々に祈願するもので、建物の守護神と工匠の神を祀って、工事が上棟まで進んだことを感謝するとともに、竣工に至るまでの加護と建物の永遠堅固を祈願する儀式です。
■屋根工事
屋根下地施工後に、アスファルトルーフィングを敷込み、その後カラーステンレスで、屋根を施工します。
■本日は、左官仕上げの外壁と内壁に入れる稲ワラを、お客様が切る作業日。
■内部木工事 2階和室床の根太工事
■天井断熱材工事
一枚一枚、寸法に合わせて取り付けます。決して見えてはこない、こんな所が大事な仕事。
■外壁左官工事
仕上げの表情を、どの程度にするのか、
お客様を交えての打合せ。
表情の決め手は、お客様に切って頂いた稲ワラと左官屋さんの腕しだい。
目指すは、ワラが笑っている表情を。
■ボード張り工事 左官(ケイソウ土)の下地となります。
■給排水衛生設備工事
台所の水栓金物付け
■建物を人に例えると、構造(基礎・土台・柱・梁)は骨。電気・設備は血管。
■木塀に可動縁台を取り付ける
ー 閉めると木塀、開けると縁台 ー
敷地は2つの道路に挟まれた、旗ざおの形状です。
玄関へのアプローチは、写真建物の裏側のお寺を挟んだ生活道路からとりました。
写真建物側の前面道路は、上部に中央高速が走っいるため、音とプライバシーの問題があり、建物の顔が閉鎖的になってしまいます。
当初より、この閉鎖性が気になっていました。何か街に開くことが出来ないものか。その時に、土佐の「ぶっちょう造り」という民家を思い出し、この縁台をしつらえることとしました。
■いよいよ完成間直です。設計事務所検査の後、お客様による検査を受けています。
■見学会
烏山邸に携わっていただいた各専門工事店(御家族も)の方々に見て頂きます。仕事に携わった本人も最終仕上がりは、なかなか見ることが出来ません。皆、娘を嫁がせるような気持ちです。
■お引渡し
鍵の受け渡し、保証内容、メンテナンスのご説明をいたします。
建物はお引渡しとなりますが、今後とも、一生のお付き合いをさせて頂きたいと思っております。