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もの創りによせて

もの創りの中で、住まい手と設計、住まい手と創り手、設計と創り手、そのどちらかが優位に立つということはありません。
それぞれが、もの創りの中で、住まい手にとって、そして環境に対して、素材に対して何が一番良いのか、手間を惜しまず、自問自答しながら、皆で話し合いながら、フェアーに創っていきたいと思います。

時には設計を行う者も、またある時は住まい手も一緒に、もの創りの一人として、現場に身を置いて汗を流します。
この時間の中で見えてくるものがあります。
ものに宿っていくものがあります。
この建物に携わる人々と共に宿していくものがあります。

ある時は急ぎすぎる仕事に対してブレーキをかけ、スローである事を感じながら創っていく。

目新しくなく、いやみがなく、どこにでもあるようなもので、しかも人の心に訴えるもの、そのようなものを私達は創っていきたいと思っています。