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KUBU方式

(参加型直営方式)

現在のように、流通および仕事の専門化・細分化がなされていない時代の家づくりは、住まい手が材料の手配をし、近隣の職人と家族、親戚、村の人達と共に行われていました。
家づくりは、住まい手と地域の相互扶助で成り立ち、人と人をつなぐ一つの祭りごとでした。
人と人をつなぐ、そのことこそが【スロー】の表現だと思っています。

今日、「住まい手」と「つくり手」が顔を合わせることは極めて少なくなり、「つくり手」は「住まい手」のその家に対する想いを直接受け止められないまま家を建てています。
たしかに「住まい手」にとっては、わずらわしさを感じず住宅を購入することができますが、その反面「つくり手」との関係は希薄となり、工事と建設コストの透明性を確保出来ない状況を招きました。
とはいうものの、以前のような地域参加型のスローな住まいづくりを現代に再構築することは、なかなか難しいことです。

そこで、アトリエ クーブーでは新築工事等において【KUBU方式(参加型直営方式)】を取り入れています。
【KUBU方式(参加型直営方式)】では、「住まい手」と「つくり手(各専門工事店)」が直接契約することによってフェアーな関係を築き、材料・建設コスト・工事をオープンにします。
そして、工事全体のマネージメントを行います。
また、「住まい手」も左官材料の稲ワラ切りに参加していただくなど、皆で家づくりを進めていきます。

新たな住まいづくりである【KUBU方式(参加型直営方式)】が、人と人をつなぐ【祭りごと】になればと願ってやみません。